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吉野と桜

吉野と桜

天智天皇の時代に、役の行者が霊境大峰山で蔵王大権現を感得。これを桜の木に刻んで崇拝し、これと同時に大峰、熊野間七十五なびき処々に桜を植えて道しるべにしたと言われています。これ以来、桜は蔵王大権現の神木として厳しく管理され、「一枝折れば一指失い、一本切れば一命を落とす(過ってこれを薪とすると災難がある)」と信じられていました。文禄三年、太閤・豊臣秀吉の観桜の際に、一万本の桜の木を寄進されるなどにより、以来、日本一の桜の名所となりました。

世界遺産 吉野

世界遺産 吉野

吉野山は現在、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に認定されており、多くの方が観光に訪れます。 中でも吉野山は山全体が世界遺産として登録されており、吉野水分神社・金峯神社・金峯山寺・吉水神社などの建造物が世界遺産として登録されています。

吉野の魅力は他にも…♪

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日本一の桜の名所として知られる吉野山ですが、春の桜が終われば夏にかけて紫陽花が咲き誇り、夏の新緑に囲まれた山は森林浴スポットとしても近年訪れる方が増えています。秋になると山々は紅く染まり、寺社・仏閣巡りとともにハイキングも楽しめます。そして冬になると真っ白な雪景色のなか佇む名所・旧跡は静寂に包まれ、荘厳な雰囲気を感じていただけます。

吉野散策スポット

国宝・金峯山寺蔵王堂

金峯山寺は、吉野山の中心をなす寺で、修験道の根本道場として知られる金峯山修験本宗の総本山です。山上ヶ岳の蔵王堂が参詣困難な為、天平年間、行基が山上に対し山下(吉野)に蔵王堂を建立して、信者が参詣できるようにしたという。創建後何度も焼失し、豊臣秀吉により補修され、大正10年大修理されて奈良大仏殿に次ぐ木造建築で、棟高34mあります。

国宝・金峯山寺蔵王堂

勝手神社

古くから金峰山の山の神として崇拝を集めた。社殿は水分社式の三社並立流造りで、現在の本殿は豊臣秀頼により改築された後正保元年に焼失し翌年再建された物です。境内の明応2年の銘のある湯釜は、文禄3年秀吉の吉野花見の際に諸大名との茶会に湯を沸かしたといわれています。背後の森は袖振山とよばれ、大海人皇子(後の天武天皇)が社然で琴を弾いたとき、天女が現れて袖を振って5回舞ったという伝説があり、”五飾の舞”のはじまりと伝えられています。

勝手神社

吉野水分神社

俗に”子守明神”と呼ばれ、天水分神を主神に6柱の神を祀っています。水分は、水配の意味で、流水の分配を司る神であるが、「水分(みくまり)」が訛って「御子守」となり、それにつれて信仰の形態も、水分の神から子守の神となったといわれています。

吉野水分神社

如意輪寺

後醍醐天皇が吉野に行官をおいた時、その勅願寺となったお寺です。本尊は如意輪観音。楠木正行が足利勢と戦うためここに詣でて、河内四条畷に出陣したという。如意輪堂の壁に”かへらじとかねて思へば梓弓なき数に入る名をぞとどむる”と、辞世の歌を書き残し、太平記のよすがを残しています。東隣に後醍醐天皇塔尾陵もあります。

如意輪寺

津風呂湖

灌漑用に津風呂川をせきとめてつくられたもので、周囲約32kmあります。周囲は桜が多く、初夏の新緑、秋の紅葉も美しい場所です。湖面には遊覧船やボートが浮かび、コイ・フナなどの釣り、ハイキングに格好の地です。

津風呂湖